転写基本因子群の持つ新しい構造モティーフの三次構造解析
Project/Area Number |
07268203
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
葛原 隆 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (00260513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | TFIID / CCG1 / 転写因子間相互作用 / two-hybrid法 / 転写基本因子 / 転写調節 / 三次構造解析 / 構造ドメイン |
Research Abstract |
数少ない転写基本因子群が多様な転写調節因子群に相互作用し、転写調節反応に関わっていくためには、これらが何らかの特徴的な構造を有していることが必要である。そこで、転写基本因子群の機能の基盤になる分子構造を三次元レベルで詳細に解析するために、それらの特徴的な構造を見い出し、転写調節における分子間相互作用の特異性を理解し、転写基本因子群の転写調節における機能的役割を明らかにすることを目的とする。 1)新しいタイプの転写因子群の単離 TATAボックス結合因子TFIIDや転写基本因子群と相互作用する新しいタイプの因子群を単離することを目的に蛋白質-蛋白質間相互作用活性を利用するtwo-hybrid法をスクリーニング手段として用いた。プローブとしてはTFIIDサブユニットや転写基本因子群の様々な構造モティーフ領域を用いた。TFIIDの最大分子量サブユニットでTBPのTATAボックスへの結合活性を調節するCCGIサブユニットを特に中心的に解析し、様々な構造ドメインに相互作用する因子を単離し、その結合特異性、細胞内局在性、発現分布などを解析し、幾つかの興味深い知見を得た。その中には自己免疫疾患に関わる因子やシグナル情報伝達システムに関わる因子を含む数多くの未知因子が得られた。 2)単離した因子群の構造解析用大量調製法の確立 これらの因子群の構造-活性相関の解析を三次元レベルで行うために、大腸菌発現系で大量に発現させ、精製することを試みている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)