Project/Area Number |
07269201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小野江 和則 北海道大学, 免疫科学研究所, 教授 (40002117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩渕 和也 北海道大学, 免疫科学研究所, 助手 (20184898)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | GVHR / CFU-S / negative selection / NK1.1 / Fas抗原 / TNF-α / 骨髄移植 / IL-2 |
Research Abstract |
骨髄移植は年々増加しているが、同胞数の低下とともに他人(アロ)からの移植数が増え、それに伴いマイナ-抗原に対するGVHRの制御が重要問題となりつつある。今年度は骨髄移植後のホスト免疫系・造血系の再建に与える急性GVHRの影響について焦点を当て、マウスの実験的骨髄移植の研究を進めた。標的抗原がMHCクラスI単独の時には、GVHRの臨床症状は認められなかったが、クラスIとマイナ-抗原不一致の場合には、GVHR症状が認められた。このような骨髄移植マウスのリンパ組織のドナーT細胞のマジョリティーは,ホストマイナ-抗原(Mls-1^a)反応性のV β 6陽性細胞であった。これらをホスト抗原で刺激すると、著名なサイトカイン(IL-2,TNF-α)を産生した。ただしV β 6 陽性細胞の増加と著名なサイトカイン産生は、骨髄移植後七日目にピークを示し、それ以降は減弱した。従って,GVHR初期のサイトカイン産生が、症状の悪化に重要な役割を果たすと考えられた。次に、マイナ-組織適合抗原のみ不一致の組合わせで骨髄移植を行い、T細胞除去骨髄細胞のみを移植した非GVHRマウスとコロニー形成細胞数(CFU)を比較した。マイナ-抗原単独によるGVHRによってはホストマウスは臨床症状を示さなかったが、脾臓のCFU数は非GVHRマウスと比べて有意に多かった。以上より、マイナ-抗原によって誘導されるGVHRではMHC適合度によって、IL-2やTNF-α産生を誘導して、移植免疫反応を増強させるマイナスの効果と造血因子を産生させてホスト造血系の再建を促進させるプラスの効果のあることが判明した。
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