造血幹細胞の増殖と分化を制御するシグナル伝達分子群の解析
Project/Area Number |
07269214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
吉村 昭彦 久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (90182815)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | サイトカイン / シグナル伝達 / エリスロポエチン / STAT / プロモーター / GAS / オンコスタチンM |
Research Abstract |
我々はサイトカイン受容体からのシグナル伝達を解明するためエリスロポエチン(EPO)受容体を介して初期応答遺伝子を検索し、SH2ドメインを有する新規分子CISおよびマウス・オンコスタチンM (OSM)をクローニングした。CISはチロシンりん酸化されたEPO受容体やIL3受容体と強く結合しその機能を調節した。CISおよびOSMはEPO, IL2, IL3, GM-CSFで誘導されたがG-CSF, IL6, SCFなどでは誘導されなかった。CISおよびOSMのプロモーター領域には転写開始部位付近に複数のGAS(インターフェロンγ活性化部位)様配列が存在しサイトカインによる転写促進に必須であることがわかった。COS細胞ではこれらのプロモーターはSTAT5とEPO受容体の共発現によってEPO依存性に活性化された。STAT5は多くのサイトカインで共通に活性化されることからCISおよびOSMの転写調節にSTAT5が関与することが強く示唆された。しかしCISとOSMの誘導の時間変化などは異なっており、STAT5以外の要素も関与するものと考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)