Project/Area Number |
07273211
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小島 至 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (60143492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 宏 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (20235584)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | カルシウム / イオンチャネル / 細胞増殖 / 増殖因子 |
Research Abstract |
1)CD20チャネルの活性化 Ca^<2+>透過性陽イオンチャネルCD20は,Bリンパ球に発現する表面抗原である。CD20をBalb/c3T3線維芽細胞に発現させると,G_1期が短縮し増殖に必須である細胞外液Ca^<2+>濃度の依存性が低下する。また本来は静止期細胞に投与しても増殖促進活性を発揮できないインスリン様増殖因子(IGF-I)が静止期でも増殖促進活性を示すようになる。そこでIGF-IがCD20チャネル活性を修飾するかどうかをパッチクランプ法で調べたところ,IGF-IによりCD20チャネルの活性化が起こることが明らかになった。CD20はcell-attached patchでパッチ外にIGF-Iを投与した場合には活性化されないことから,IGF-I受容体により直接的に調節を受ける可能性が示唆された。 2)IGE-I受容体によるCD20チャネルの調節 IGF-IによるCD20チャネルの活性化は細胞をあらかじめ百日咳毒素で前処理をしておくと観察されない。またGi/GOを直接活性化するマストパランにより著明な活性化を受けることからGi/GoクラスのG蛋白の関与が推定される。実際excised patchによる検討では,IGF-IによるCD20の活性化にはGTPとATPが必要であることが明らかになった。
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