MAPKカスケードとcdc2/サイクリンを共役する新しいG2/M期因子の解析
Project/Area Number |
07273227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西田 育巧 名古屋大学, 理学部, 教授 (50107059)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | ショウジョウバエ / 細胞同期 / シグナル伝達 / 紡錘体 / Dsorl / MAPキナーゼ |
Research Abstract |
ショウジョウバエMAPキナーゼキナーゼ(MAPKK)の優性活性化型突然変異により表現型が部分的に回復するP因子挿入突然変異によって同定されたGp99は、新しいタイプのタンパク質をコードするG2/M期特異的細胞周期因子遺伝子である。また、G2/Mサイクリンとの強い遺伝的相互作用から、G2/M期細胞周期制御機構とMAPKカスケードを連結することが予想される。本年度は、Gp99と細胞周期制御機構及びシグナル伝達機構との関係を明かにするために、Gp99と相互作用する因子を新たに同定する試みを中心に研究を行なった。そのために、機能低下型Gp99突然変異を抑圧または増強する突然変異の検索を行ない、抑圧変異を1系統分離することに成功し、その解析を進めつつある。また、酵母Two hybrid法を用いて、Gp99に結合する因子をコードするショウジョウバエcDNAの検索を行ない、幾つかの候補クローンを得た。それらの解析と塩基配列決定による遺伝子産物の同定を進めつつある。また、Gp99の細胞内局在などを調べるために、大腸菌で産生したタンパク質を抗原としてラット抗Gp99抗体を作製し、その紡錘体への分布を認めた。酵母や哺乳類の相同遺伝子の検索も進めつつあり、今後は酵母実験系を利用したGp99の基本機構解明を検討している。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)