一酸化窒素合成酵素及びチトクロームP-450還元酵素の誘導による制癌剤感受性増強
Project/Area Number |
07274250
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
前田 浩 熊本大学, 医学部, 教授 (90004613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 陽一郎 熊本大学, 医学部, 助手 (10244112)
赤池 孝章 熊本大学, 医学部, 助教授 (20231798)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | 一酸化窒素 / チトクロームP-450還元酵素 / 腫瘍血管透過性 / 癌化学療法 / DDS / 固型腫瘍 / 電子スピン共鳴法 |
Research Abstract |
一部の腫瘍細胞や固型腫瘍において恒常的に一酸化窒素合成酵素(NO synthae,NOS)が発現しNOを産生していることが知られている。このNOSはチトクロームP-450還元酵素に類似していることが知られており、本年はこのNOSに焦点を当てて、制癌剤感受性増強効果および固型腫瘍のNO産生動態とその意義について検討した。 (1)固型腫瘍局所にNO放出剤を投与して腫瘍血管の透過性を亢進させることにより、高分子制癌剤であるSMANCSのdrug delivery system (DDS)改善傾向を認めた。(2)またNOSの基質であるL-arginineの投与により固型腫瘍局所における内因性のNO産生を高める事により、腫瘍血管の透過性を更に亢進させることが明らかになった。(3)AH136B固型腫瘍のNO産生動態をelectro spin resonance (ESR)を使用して検討したところ、比較的多量のNO産生を認めた。(4)さらに増殖の速い腫瘍ほどNO産生量も増加する傾向を認めた。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)