ATLの免疫療法に応用するHTLV-I特異的CTLの樹立とバンクシステムの確立
Project/Area Number |
07274252
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
園田 俊郎 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40036463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神崎 保 鹿児島大学, 医学部, 教授 (80118801)
屋敷 伸治 鹿児島大学, 医学部, 助手 (40182315)
藤吉 利信 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (50173480)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | ATL / HTLV-Iキャリア / HTLV-I / CTL / HLA / HTLV-I抗原 / 腫瘍関連抗原 |
Research Abstract |
[研究目的]ATLの発症に至る長い潜伏期間では、HTLV-I感染細胞に対するCTLが作動しATLの発症を抑制していることが示唆されている。このHTLV-I特異的CTLをin vitroで増殖させ輸注する免疫療法はATLの治療に有望と思われる。本研究では、ATL患者に好発するHLA型を選び、これに対応したHTLV-I特異的CTLを誘導する抗原細胞パネルとCTLのバンクシステムの確立をめざす。 [結果と考察]ATL患者とHTLV-Iキャリアの同意を得たリンパ球を長期培養し、30株のHTLV-I感染細胞を樹立した。健常人からは、MT-2細胞との混合培養で10株のHTLV-I感染細胞を樹立した。株化T細胞のHLAは、血清学型とDNA型で決定された。HLA適合のATLとキャリアのリンパ球を用いて、株化感染細胞とサイトカイン存在下で培養し、HTLV-I特異的CTLを10株を樹立した。CTLは、HTLV-Ienv,gag,p21x,p27rex,p40taxの他、HTLV-I感染によって誘導される腫瘍関連抗原を認識するCTLであり、HLA-A24,B54,DRB1^*1502,DRB1^*0405,DPB1^*0501で拘束されていた。腫瘍関連抗原は、ATL細胞にも表出されておりanaplastic large cell leukemia抗原と類するものであった。 HLAが異なるHTLV-I感染細胞を30株樹立し、ATL特異的CTLを患者のHLAに適合させて調製するシステムが確立された。今後、このATL特異的CTLを患者に輸注し治療するための諸条件をex vivoの実験系で検討し、CTL免疫療法の安全性を検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)