Project/Area Number |
07276101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
植田 和光 京都大学, 農学研究科, 助手 (10151789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹口 紀晃 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (00019126)
堀江 稔 京都大学, 医学研究科, 助手 (90183938)
倉智 嘉久 大阪大学, 医学部, 教授 (30142011)
赤池 紀生 九州大学, 医学部, 教授 (30040182)
秋山 伸一 鹿児島大学, 医学部, 教授 (60117413)
鈴木 裕一 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (50091707)
内藤 幹彦 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (00198011)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥122,200,000 (Direct Cost: ¥122,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥33,500,000 (Direct Cost: ¥33,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥37,000,000 (Direct Cost: ¥37,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥51,700,000 (Direct Cost: ¥51,700,000)
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Keywords | ATP / チャネル / トランスポーター / 分子生物学 / 電気生理学 / 糖尿病 / 脳 / 心臓 / トランスポータ / 抗がん剤耐性 / 膜輸送体 / イオン / 抗癌剤 / ポンプ |
Research Abstract |
本研究は、ATP駆動型トランスポータとチャネルの構造的・機能的相違と機能的な協関性を明らかにすることを目的として行った。その結果、 1)トランスポーターであるMDR1とATP感受性KチャネルのサブユニットであるSUR1は、どちらもABCスーパーファミリーに属するが、ヌクレオチドとの相互作用が大きく異なることを明らかにした。(植田) 2)SURとKirのそれぞれのサブタイプのcDNAを単離し、培養細胞に発現させ、電気生理学的に解析した。その結果、心筋のATP感受性KチャネルがSUR2AとKir6.2の組み合わせによって、血管平滑筋のATP感受性KチャネルがSUR2BとKir6.1の組み合わせで構成されていることが示唆された。(倉智) 3)実験虚血条件下、急性単離した海馬ニューロンにおいて、細胞内ATPの減少、それに続くCa濃度の上昇が見られた。細胞内Caは、GABA_A受容体の機能には直接影響しないが、ATPは直接的に作用することを証明した。(赤池) 4)Na-Kポンプの特異的阻害剤であるウアバインの結合部位とH^+,K^+-ATPaseの阻害剤であるSCH28080結合部位は、それぞれの蛋白の異なる領域であることを明らかにした。(竹口) 5)グルタチオン合成阻害剤とMRP阻害剤を併用することによって、癌細胞の多剤耐性を効果的に克服できることを明らかにした。(秋山)
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