内向き整流性K^+チャネルと機能相関する膵B細胞蛋白のクローニング
Project/Area Number |
07276206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
武田 純 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (40270855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉 哲郎 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (00212952)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 内向き整流K^+チャネル / 機能相関分子 |
Research Abstract |
ROMK1 cDNAをプローブとして、ヒト膵ラ氏島cDNAライブラリーから新たな内向き整流性K^+チャネル(RKL)を発見した。RKLは376アミノ酸残基からなり、ROMK1とのsimilarity indexは50.1%を示した。ノザン法ではすべての組織においてRKL mRNAの発現が認められたので、このクローンは組織特異性のないチャネルをコードすると考えられた。Human/Rodent Cell Hybrid Panel #2 DNA/PCR法とFISH法により、RKL遺伝子は21番染色体上にマップされた。RKLのチャネル機能を解析するために、RKL cRNAをXenopus oocyteにおいて過剰発現させて電気生理学的解析を試みた。しかしながら、Xenopus vectorの使用など種々の工夫を試みたにもかかわらず、チャネル活性は全く認められなかった。一方、B細胞K_<ATP>チャネルはSU剤レセプターと連関することによってチャネル機能が発揮されることが報告されたので、我々も同様の連関機構を想定してRKLとSU剤レセプターの共発現を試みたが、RKLのチャネル活性は検出されなかった。従って、RKLは未知分子と連関してチャネル機能を発揮するものと想像された。現在、ROMK1とRKLのN端を介して機能連関する分子を同定するためにtwo hybrid systemを用いた検索を行なっているが、この方法はバックグラウンドが非常に高い点が問題であった。そこで我々は、この点を克服するために、本法とmRNA differential displayを併用するスクリーニングを開始した。さらに、効率良いスクリーニングを行なうために、mRNA differential displayの改良法を開発した。すなわち、^<33>Pによるプライマー末端標識により、検出感度と配列認識の特異性が向上することを発見した。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)