Project/Area Number |
07277209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
藤井 陽一 名古屋大学, 医学部, 講師 (50165346)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | HIV / nef / モノクローナル抗体 |
Research Abstract |
ヒト免疫不全ウイルスI型(HIV-1)感染によりエイズ(後天性免疫不全症候群)が引き起こされることは既存の事実であるが、その病理像としてのCD4T細胞の選択的減少については未だ定説は無い。特に、ウイルス粒子の検出されない無症状期間にもリンパ節及び血中においてCD4T細胞のある集団のみが減少することにより、免疫力低下を招き日和見感染症が起こると考えられているが、しかし、その原因は明かでははい。著者は、 Nef抗原がエイズの誘因物質 である。との仮設を証明するため平成2-6年度本科研費により、大腸菌で発現したNef蛋白が健康人抹消血CD4T細胞の増殖を阻止し、CD4/CD8比を減少させ免疫応答を減弱させることを報告した。さらにこの現象の作用点を分子的に探るため、抗Nef単クローン抗体を作製し、感染細胞表面にNef分子カルボキシ末端部位が露出していること、この部位が非感染細胞表面の24KdNefレセプター(AIDS Initiating Receptor,AIR-1)と結合すること、この結合はシンシチウム合成に重要な役割を持つことを証明した さらに最近になり、Nef分子カルボキシ部位はHIV構造蛋白Env,Gagの発現に伴い感染細胞表面に表出すること、そして、表出部位が非感染CD4T細胞を4-12時間で溶解あるいはシンシチウム合成による死滅へと導くことを、Nef発現昆虫細胞とヒトCD4T細胞の混合培養で明かにした
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)