EBウイルスベクターを用いたエイズワクチンに関する研究
Project/Area Number |
07277214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
吉山 裕規 山口大学, 医学部, 講師 (10253147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 則夫 山口大学, 医学部, 助手 (30226245)
高田 賢藏 北海道大学, 医学部, 教授 (30133721)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | EBウイルス / エイズ / ワクチン / 遺伝子治療 / ウイルスベクター |
Research Abstract |
われわれは世界で初めてEBV増殖に許容性の細胞を分離し、EBVベクターによる遺伝子導入法を確立した。 本研究の目的は、この新たに確立したEBVベクター系を用いてHIV特異的CTLを誘導し、エイズに対する特異的免疫療法を開発することである。今年度は以下の研究を行った。 1.HIVのevn遺伝子を組み込んだEBVの作製:HIVのNL4-3株のevn遺伝子とネオマイシン抵抗性遺伝子をEBV DNAのBamHI-I_1/W_1領域へ組み込んだプラスミドを作製した。次いで本プラスミドをEBV陰性B細胞株BJABヘトランスフェクトし、HIV env蛋白質が発現することをHIV感染者血清を用いた蛍光抗体法により確認した。現在、本プラスミドを組み込んだEBVを作製中である。 2.HIVのほぼ全ゲノム(HIV粒子ができないようにパッケージングシグナル、LTRの一方を欠失させたもの)及びネオマイシン抵抗性遺伝子をEBV DNAのBanHI-I_1/W_1領域へ組み込んだプラスミドの作製を試みた。しかし挿入するDNAが10kbpと大きいためかクローニングはできても大量増殖を行うと挿入DNAが抜けてしまい上手くいかなかった。現在、ベクターを変更して引き続きクローニングを試みている。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)