Project/Area Number |
07277216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤木 幸夫 九州大学, 理学部, 教授 (70261237)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原野 友之 九州大学, 理学部, 助手 (80037275)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1995: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | HIV / 遺伝子発現調節蛋白質 / Tat / Rev / gpt遺伝子 / 6-チオグアニン耐性 / 核(小体)蛋白質 / 核内輸送 |
Research Abstract |
HIV遺伝子発現調節蛋白質であるTatおよびRevの細胞内選別輸送とその制御機構を、それぞれに関与する細胞質因子の同定・遺伝子クローニングなどにより分子レベルで解明し、TatやRevと明らかにされた細胞性因子との相互作用制御を含めたTatおよびRevに対する抑制活性を有する物質のスクリーニング系構築を目的として、はじめに以下の2つのアッセイ系の確立を目指している。 1)gpt(hypoxanthine-guanine phosphoribosyl transferase)遺伝子の上流にHIV-LTRを繋ぎneo耐性遺伝子を含む発現カッセトを作製し、gpt欠損ヒトCME由来細胞変異株A3.01にトランスフェクションしstableなtransformantの分離をG418存在下で試みた。現在、G418耐性細胞がいくつか分離されており、それらのクローン化と同時にtatのtransientな発現によりgpt mRNAの発現も検定している。これと並行してクローン化された細胞については、SRαプロ-モーターの下流にtat遺伝子を挿入、かつプラストシジン耐性遺伝子をもつプラスミド(構築中)を導入し、ブラストシジン耐性クローンを分離後、6-チオグアニン存在下での細胞の増殖が、Tat非依存性(tat阻害活性)を指標にした表現型で検定できる実験系の構築を検討中である。 2)transient systemの確立:COS細胞などにLTRの下流にルシフェラーゼを繋いだプラスミドとtat遺伝子発現ベクターをコトランスフェクションしtat依存性ルシフェラーゼ発現系の確立に取り組んでいる。この系を用いたtat阻害剤(アンタゴニスト)のスクリーニング系としての有用性を検討する。
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