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分裂酵母を用いたRev蛋白及びRev蛋白結合因子の解析

Research Project

Project/Area Number 07277217
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

谷 時雄  九州大学, 理学部, 助教授 (80197516)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
KeywordsRev蛋白 / mRNA核外輸送 / 分裂酵母 / HIV / スプライシング / Rev結合蛋白
Research Abstract

Rev 蛋白を分裂酵母内で発現させ、RRE 配列を持つレポーター遺伝子から転写されたmRNAの核外輸送に与える影響を解析するため、分裂酵母においてRev蛋白を発現させるプラスミド及びレポーター遺伝子を構築した。レポーター遺伝子pDBal-lacZ2-RREは、スプライシングされなくて前駆体mRNAのまま該外輸送されるとlacZの読み枠と一致する(スプライシングされると読み枠がずれてlacZが発現しない)mRNAを産生する様に設計されている。まず、Rev蛋白を分裂酵母内で発現させ、Rev蛋白の細胞内における局在を調べたところ、分裂酵母内で発現されたRev蛋白は、動物細胞の場合と同様に、核内へと移行した。興味深いことに、共焦点レーザー顕微鏡にて、さらに核内での分布を調べたところ、Rev蛋白は酵母核の核小体側の核膜付近に、多量に局在していることが明らかとなった。この結果は、Rev蛋白と相互作用する因子が、酵母に於いては、核小体側の核膜付近に存在している可能性を示唆する。また、RRE配列を持たないレポーター遺伝子とRev蛋白発現プラスミドを同時に分裂酵母に導入し、Rev蛋白を発現させたときのX-galプレート上でのコロニー発色を解析したが、RRE配列を持たない前駆体mRNAは、Rev蛋白による核外輸送の促進を受けないことが判明した。今後、Rev発現プラスミドとpDBa1-1acZ1-RREレポータープラスミド(成熟mRNAが核外輸送されると発色する)を導入した野生型の分裂酵母を、突然変異誘発剤で処理し、RRE配列を持つにも関わらず、レポーター遺伝子からのmRNAがほとんどスプライシングされて、成熟mRNAとして細胞質へと輸送される変異株を、LacZによる発色の程度を指標としてスクリーニングし、Rev蛋白と相互作用する可能性のある因子を同定する予定である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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  • [Publications] Tokio Tani: "Nucleolar accumulation of poly(A)^+RNA in heat-shocked yeast cells: Implications of mucleolar involvement in mRNA transport" Molecular Biology of the Cell. 6. 1515-1534 (1995)

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      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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