橋由来大脳皮質軸索化学誘導因子、側枝形成促進因子の分子生物学的検討
Project/Area Number |
07279237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
佐藤 真 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (10222019)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米田 託成 大阪市立大学, 医学部, 助手 (70271179)
前田 光代 大阪市立大学, 医学部, 講師 (40122080)
高木 宏 大阪市立大学, 医学部, 教授 (30163174)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 大脳皮質 / 皮質橋路 / 側枝 / 化学誘引 / 化学誘導 / ディフェレンシャル ディスプレイ / 橋 / RGD |
Research Abstract |
大脳皮質より橋に投射する、いわゆる皮質-橋路の形成にあたり、橋より(i)大脳皮質軸索側枝形成促進因子(ii)大脳皮質軸索(側枝)化学誘引因子が分泌されることが判明している。本研究は、この橋より分泌される(i),(ii)の作用を有する拡散性因子の同定を目的とする。 通常(i),(ii)の作用はコラーゲンゲルによる3次元器官培養にて確認されるが、この方法はクローニングの際のアッセイとして適当ではない。そこで、回路形成期の橋に発現し、化学誘引作用を示さないことが報告されている同時期の大脳皮質に発現しない(もしくは発現量の少ない)遺伝子をdifferential display法(DD法)を用い探索することを計画した。検索の効率をあげるためDD法に用いるプライマーに拡散性因子に比較的特徴的なRGD配列を組み込み、対象とする遺伝子を限定し検索を行った。 RGD配列はもともとフィブロネクチンの細胞接着部位として同定された配列であるが、Netrin-1,Netrin-2,ラミニン、L1、NgCAMなどの分子にも共通に存在する部位である。目的とする分子は組織内にて濃度勾配を作るものであり、その構造の中に(Netrinがそうであったように)細胞外マトリックス様構造、ひいてはRGD構造を有する可能性は高いものと考えられた。現在すでに、遺伝子の検索を終了した。候補として99クローンが得られたので、その遺伝子配列を解析し、さらに、in situハイブリダイゼーション法により回路形成期の橋での発現の有無につき検討した。橋の発現陽性であったクローンは99クローン中40クローンであったが、その多くは、大脳皮質にも明瞭に発現しており、結局候補遺伝子として8クローンを同定した。これらのクローンにつき、現在ライブラリースクリーニング、詳細な組織内発現様式等の検討を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)