RLGS法を用いたマウスインプリント遺伝子の系統的探索
Project/Area Number |
07282222
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
林崎 良英 理化学研究所, ゲノム科学研究室, 主任研究員 (70192705)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ゲノムインプリンティング / RLGS / CpG island / くり返し配列 / cdc25Mm / U2afbp-ts |
Research Abstract |
本年度はメチル化インプリント座位のスクリーニングを行った。前年度までに報告した結果に加え、更にlandmark座位にNotI,Bss-II,EagIを、C57BL/6JとPWK(Mus musculus musculus)の交配を用いて全CpG islandの約35%まで範囲を拡げスクリーニングを行った。その結果、新たな5つのcandidate imprinted spotsを同定した。 また、これまでにスクリーニングの結果を報告したcandidate spotsの内、マウス第9染色体にマップされたIrlgs3よりインプリント遺伝子cdc25Mmを同定した。Irlgs3は母方由来で脱メチル化し父方由来でメチル化するNotI座位であった。Irlgs3に相当するゲノムDNA断片をRLGSゲルからクローニングし、この領域を含むcosmid,P1クローンを単離し転写単位の検索を行った。exon trapの結果ras activatorであるマウスcdc25Mm遺伝子を同定し、その発現が父方由来の染色体特異的であることを示した。また、Irlgs3のNotI座位の近傍には41bp単位のtandem repeatが40回見出され、U2afbp-rsと共通構造としてメチル化インプリント座位近傍のくり返し配列がインプリントの制御に重要であると示唆された。このRLGS法を用いた系統的探索により、これまで2つマウスインプリント遺伝子を同定しており有効なストラテジーと考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)