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減数分裂前DNA複製開始機構の解析

Research Project

Project/Area Number 07283213
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

荒木 弘之  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (20151160)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 善姫  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (40263313)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Keywords減数分裂 / DNA複製 / 遺伝的組換え / プロテインキナーゼ / 転写因子 / 出芽酵母
Research Abstract

体細胞分裂では、Mbp1とSwi6からなる転写因子が、DNA複製や組換え遺伝子の上流にあるMCBに結合し、これら遺伝子の転写を制御している。減数分裂でもSwi6が、MCBを持つ遺伝子の転写を制御しているか調べるため、SWI6欠失株を作成して調べた。SWI6欠失株では、MCBを持つ遺伝子は野生株同様に減数分裂に伴って転写量が増加したが、野生株と比較するとその増加量は半分以下であった。また、この欠失株では、減数分裂前DNA複製は行なわれ、胞子は形成されたが、組換え頻度が低下し、胞子の生存率は低いことが分かった。さらに、野生株にSWI6遺伝子を多コピー導入すると、組換え頻度の増加が見られた。これらのことは、MCBを持つ組換えに関与する遺伝子の転写量が減数分裂組換えの頻度を決定するうえで重要な働きをしていることを示している。SWI6欠失株では、組換え遺伝子産物の量が低下し、組換え頻度が下がり、その結果胞子の生存率が低下していると思われる。
減数分裂ではDNA複製開始前に作用するプロテインキナーゼとしてIME2/SME1キナーゼが知られている。この遺伝子の欠失株では、胞子は形成されない。また、大半の細胞では減数分裂前DNA複製は起こらないが、一部の細胞ではDNA複製が起こり、組換えも低頻度ではあるが起こった。さらに、この遺伝子の温度感受性変異体を分離して調べたところ、このキナーゼが作用した後、蛋白質合成が必要であることもわかった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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