Project/Area Number |
07283215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
堀田 康雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (30190218)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高瀬 尚文 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (20263444)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 減数分裂 / 減数第一分裂特異的遺伝子 / RAD51 / LIM15 / LIM9 / LIM10 / 特異的抗体 / 転写と翻訳 |
Research Abstract |
ユリの減数第一分裂前期特異的18この遺伝子LIM1からLIM18の機能解析中以下の点を解析し成果を得た。 1。LIM15と、これに相同性をもつ出芽酵母のRAD51、DMC1の間で保存されている領域のアミノ酸配列を基にプライマーを合成しPCR法によりシロイヌナズナとイネからLIM15相同遺伝子を単離し、以上3種の植物での共通領域からプライマーを設定し他の植物ゲノムDNAに対してPCRを行い、コムギとトウモロコシよりLIM15に由来すると推定される増幅断片を得た。塩基配列解析より、これらはシロイヌナズナ、イネのゲノムクローンと同一箇所にイントロンがあり、エクソンから推定されるアミノ酸配列は90%の相同性を示した。LIM15遺伝子の普遍性と多様性を解析中。 2。LIM9は推定アミノ酸配列からセリンプロテアーゼをコードしていると考えられる。大腸菌でヒスチジンタッグとLIM9の組み換え蛋白質を発現させ、単離精製したLIM9蛋白質の抗体を作製した。ウエスタン解析とノーザン解析とからLIM9は対合期に転写と翻訳が開始し、75kDaの蛋白質を生産する。対合期と厚糸期には75kDaに加えて78kDaの蛋白質も出現した。両者の関係はプロセシングに依るらしいが更に解析中。 3。LIM10、11、12は低分子Heat Shock Proein(Hsp)と相同部分を持つ。LIM9の場合と同様に抗体を作製した。ウエスタン解析で、モノクローン抗体では18kDaに一本のバンドだけが、ポリクローン抗体では18kDaの他に複数のバンドがみられ、蛋白質は核内に存在した。幾つかのHspsファミリーの存在が示唆され、その各々について解析中。 4。LIM18はHsp70遺伝子と相補性を示すがその機能、発現様式と調節は熱誘導型のHspsとは異なる。LIM9の場合と同様にして抗体を作製し、ウエスタン解析により蛋白質の出現を見ると転写時期との間に差が見られた。この理由を解明するためより特異性の高いモノクローン抗体を作製中。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)