Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻田 義治 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70016591)
朝倉 哲郎 東京農工大学, 工学部, 教授 (30139208)
引地 邦男 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30000805)
安藤 勲 東京工業大学, 工学部, 教授 (20016637)
堀井 文敬 京都大学, 化学研究所, 教授 (70124758)
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Research Abstract |
先端高分子材料の必須の精密分析法として期待されている固体高分解能NMR法の現状を把握し,先端高分子材料の構造と物性を精密解析するために解決すべき問題点を明らかにし,新測定技術の開発,精密解析の根拠となる理論の構築および種々の高分子材料の特性解析への応用展開を図る事を本総合研究の主目的とした。 固体高分解能NMR法の新技術の開発,理論構築,応用展開のいずれかの分野ですでにかなりの成果をあげつつある多くの研究者を結集し,相互に情報を交換し,新たな協同研究を組織する機会を提供し,よって今後の先端高分子材料の精密解析の一層の促進を図るための基礎作りをすることも本総合研究の大きな目標の一つとして,「固体高分解能NMR法の新測定技術の開発」班,「NMR情報の理論解析」班,および「高分子分析への応用の新展開」班の3班を組織し,それぞれ5名,3名,5名それに研究代表者を加えて合計14名で研究を行った。 本総合研究の採択が決定されたのは年度後半であったために,全体会議と公開講演会をそれぞれ1回開催するにとどまったが,第44回高分子討論会(9月,大阪),第33回生物物理学会(9月,札幌),第34回NMR討論会(9月,大阪)などの関連学会に本総合研究の分担研究者のほとんどが参加しており,分担研究者間の学術交流が活発に行われ,短期間ではあったが本総合研究の目的のほとんどは達成できた。 また公開講演会については学会誌等に会告を掲載した結果,本総合研究の全分担研究者のほかに多数の一般来聴者があり,本研究の成果を公表する良い機会となった。さらに,本総合研究の成果を広く公表するために,研究成果報告書を作成した。
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