Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早川 美徳 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20218556)
佐野 雅己 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (40150263)
金子 邦彦 東京大学, 教養学部, 教授 (30177513)
蔵本 由紀 京都大学, 理学部, 教授 (40037247)
相沢 洋二 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70088855)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Research Abstract |
重点領域研究申請を目的として以下の調査を行ない,申請準備を行なった. 研究代表者・分担者相互でカオス研究の現状と今後の展開についての準備調査を行ない,平成7年11月に東京で国内のカオス領域研究者による研究集会を開催した.研究集会では,力学系理論,量子カオスにおける実験と理論の現状,大偏差理論,生体情報処理とカオス,カオス理論を応用した制御,カオス的時系列の予測,各種実験系で見られるパターン形成や発振現象とカオス,反応拡散系やカオス振動子の結合系の理論と実験,等の現状と今後の課題について活発な議論が行なわれた.これにより,カオス科学を軸とした各分野での関連性について,相互理解が深められた. 研究集会の成果を踏まえ,さらに仙台で代表者および分担者による会議を持ち,実験と理論,基礎科学と工学的効用,量子カオスと物性論,化学と非線形動力学,生体情報処理とカオス動力学,複雑系とカオス理論等における協力関係を検討し,学際的な研究達成のための研究体制と組織作りのための具体的作業(申請書の作成とパンフレット作成)を行なった. これらの成果を踏まえ,本研究課題の分担者である早稲田大学・理工学部・相澤洋二教授を代表とした研究組織と研究計画を立案し,「カオス科学の新展開-自己組織化自然システムの探求-」を重点領域研究として申請するに至った.
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