Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 進 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40026802)
岡田 博有 九州大学, 理学部, 教授 (60037182)
本吉 洋一 国立極地研究所, 助教授 (90211606)
吉田 勝 大阪市立大学, 理学部, 教授 (30047112)
土 隆一 静岡大学, 名誉教授
|
Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
|
Research Abstract |
本研究は,ユネスコと国際地質学連合が共同で推進しているIGCP(国際地質対比計画)において,日本人がリーダーを務めるプロジェクト4つと国内にワーキンググループが組織されているプロジェクト9つの代表者が,日本列島を含めたアジア・太平洋地域の形成を軸として,本年8月中国北京で開催される「第30回IGC(万国地質学会議)」におけるIGCPの特別シンポジウムの企画について議論をまとめると共に,IGCPが21世紀に向けて提唱している"Geoscience in the Service of Society"に向けて日本が果たすべき役割を実現するための企画について議論を深めることを目的として組織された.研究代表者および分担者は,平成7年6月22日および9月15日,平成8年2月22日の3回東京で会合をもち,各プロジェクトの活動状況や今後の活動について情報を交換すると共に(添付資料参照),とくに国際協力事業を推進するに当たっての問題点について議論を進めた.また平成8年1月21・22日には,各プロジェクトの研究成果を集めて,IGCに向けた「ゴンドワナランドの諸問題-その生成・発展・分裂」と題する特別シンポジウムを神戸大学で開催した(添付資料参照).これまで相互に連絡を持つ機会が少なく独自に活動してきた各プロジェクトが,一同に会して日本列島の形成が深く関るゴンドワナランドの古生代における形成・発展,それが分裂してアジア大陸を形成する中生代のテクトニクスや古環境,さらに,現在の地球環境へとつながる新生代のアジア・太平洋地域の環境変遷を議論する機会をもてたことは大層有意義であった.この成果は「日本のIGCP活動(英文)」としてまとめられ,IGCの特別シンポジウムで配付されると共に,7つのシンポジウムで報告される予定である.
|