Project/Area Number |
07354014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
機能・物性・材料
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
市川 勝 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (70176288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 昭司 広島大学, 工学部, 教授 (90081314)
金子 克美 千葉大学, 理学部, 教授 (20009608)
黒田 一幸 早稲田大学, 理工学部, 教授 (90130872)
遠藤 忠 東北大学, 工学部, 教授 (30176797)
山岸 皓彦 北海道大学, 理学部, 教授 (70001865)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | ミクロ空間反応場 / 分子機能材料 / 材料設計と機能展開 |
Research Abstract |
本研究はミクロ空間を利用した物質設計とナノ空間化学の研究領域を推進するため、東京において全体研究会議を行い、以下の総合研究の成果をあげた。(1)ミクロ空間反応場の設計と合成、評価に関して空間構造制御を付与する新規なミクロ細孔の合理的合成法の開発がなされ、その鋳型分子による細孔構築の合成化学についての新しい研究展開が得られた。ミクロ空間の機能の予測と評価法について、新しい解析法についての研究成果が報告された。(2)ミクロ空間反応場の反応制御化学の展開については、ミクロ空間場における構造制御や分子認識機能の高効率化などに関するミネラル酵素を目指した反応制御化学に関して、抗体やシクロデキストリンなどの有機包接体の研究に新展開がみられた。(3)ミクロ空間の化学修飾と機能物質の分子設計については、金属クラスターや多環有機金属錯体のシップインボトル合成の展開、分子機能材料の分子構築において、顕著な研究成果が得られ、ナノ細孔内の機能性材料設計に関する基礎的知見の集積があった。(4)ミクロ空間内クラスターの機能化に関しては、量子サイズ半導体粒子や金属クラスターとのナノコンポジットの触媒、磁性・光学材料や電子材料に向けての材料開発研究においてゼオライト細孔内アルカリ金属クラスターによる新規な磁性特性の発見など興味深い成果が得られた。全体会議での研究討論で得られた研究成果を将来発展性の高い研究領域に育て上げるべく、班会議を札幌において開催し重点領域研究への課題設定や組織化についての基本的諸問題についても包括的な調査・討論を行った。
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