Project/Area Number |
07358025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
榊 佳之 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10112327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五條堀 孝 国立遺伝学研究所, 遺伝情報研究センター, 教授 (50162136)
吉田 光昭 東京大学, 医科学研究所, 教授 (80012607)
松原 謙一 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (20037394)
大木 操 国立がんセンター研究所, 放射線研究部, 部長 (00158792)
中村 祐輔 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70217909)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Keywords | ヒトゲノム計画 / 遺伝子 / 情報科学 / シークエンス / 実験モデル生物 / 国際協力 |
Research Abstract |
ヒトゲノム計画は第1期の5年を終わり、平成8年度より新しい第II期に入ろうとしている。そこでは従来のゲノム地図の作成から、シークエンスレベルでの解析に移ろうとしている。このような研究の背景を考慮にいれ、今後5年間において我が国のゲノム計画、とりわけ文部省における重点領域研究「ゲノムサイエンス」の進め方について、班会議において検討を行った。その結果以下のような進め方が妥当と判断された。 (1)ヒトゲノムのシークエンス解析については、重点領域研究だけで全てをカバーすることは予算的にも人的にも不可能であるが、特に機能的に重要と思われる領域に焦点を絞って進めることが肝要である。また、高精度の物理地図の重要性も再認識された。 (2)ゲノムの機能解析については、我が国独自のボディマッピングの一層の展開と共に、モデル生物の解析がとりわけ重要であると判断された。我が国としては、枯草菌、酵母、線虫がその対象と判断された。 (3)ゲノム情報の解析については、情報科学者と分子生物学者の共同作業による知識の体系化が重要な課題と認識された。また実験研究者を直接サポートするコンピユーター技術の発展の重要性が指摘された。 (4)ヒトゲノム計画の国際対応および対社会の問題については、本重点領域研究がその中心的役割を担うべきであると判断された。
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