網膜における糖輸送担体の機能及び発現制御機構に関する分子生物学的研究
Project/Area Number |
07457416
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
渡邊 卓 (渡邉 卓) 杏林大学, 医学部, 助教授 (00191768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永松 信哉 杏林大学, 医学部, 助教授 (80231489)
廣澤 一成 東京大学, 微細形態学研究部, 教授 (30009980)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 網膜 / ラット / グルコース / 糖輸送担体 / 発生 / Retina / Glucase Transpoter / Development / Glucose Transporter |
Research Abstract |
本年度はGLUTアイソフォームの網膜内における局在に関する検討についてGLUT3の網膜内局在に関する検討をさらにすすめ,特にGLUT3を発現している網膜神経細胞の本態の同定に注力した.その結果, 〔1〕内網状層に観察される二本の強いGLUT3の線状の染色性が,コリンアセチルトランスフェラーゼ(CAT)の内網状層における二本の染色性と一致すること. 〔2〕内顆粒層におけるGLUT3陽性細胞が,CAT陽性であること. 〔3〕カイニン酸の眼内投与によりコリン作働性神経細胞を除去した網膜において,GLUT3の発現が消失すること. を明らかにすることができた.これは,GLUT3が内網状層に存在する神経細胞の中でもコリン作働性神経細胞に主として存在することを示す所見であると考えている。このCAT陽性コリン作働性細胞は,アマクリン細胞の亜集団であることが知られており,従って,GLUT3はコリン作働性のアマクリン細胞の神経突起部に存在するとの結論を得ることができた. 以上の結果の意義をさらに明らかにするべく,我々は現在,zenopus oocyteにGLUT3を強制発現させる系を作成し,GLUT3によるグルコースの輸送と,コリン,アセチルコリン等との関連の解析に着手しつつある.
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)