TATAボックス結合因子TFIIDを中心とした真核細胞転写開始および調節機構の解析
Project/Area Number |
07458155
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
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Keywords | TATAボッス結合因子 / TFIID / TBP / 転写調節 / 転写活性化 / クロマチン転写 / 転写調節因子 / 相互作用 |
Research Abstract |
TATAボックス結合因子TFIIDは、真核細胞転写開始反応及び転写調節因子による転写活性化機構において中心的な役割を演ずる因子である。本年度においては、このTFIID因子の転写開始及び転写調節反応における機能と構造の関係を明らかにする目的で以下のことを明らかにした。 (1)ヒトTFIIDサブユニットをコードするcDNAの単離とその解析 ヒストン相同性を持つヒトTFIIDサブユニットをコードするcDNAを4種単離した。それらのTFIIDサブユニットと他のTFIIDサブユニットや基本因子群との相互作用も解析した。 (2)TFIIDサブユニットをコードするcDNAの様々な種からの単離 構造・活性相関解析などの実験を考慮し、TFIIDサブユニットをコードするcDNAを様々な種から多数単離した。 (3) TFIIDを介して転写調節因子による転写不活性化機構の解析 H-2KbクラスI遺伝子やc-erbB-2遺伝子の転写を抑制する分子機構を明らかにする目的で解析を行い、TATAボックスの転写抑制機構における重要性を指摘した。 (4)TFIIDサブユニットと相互作用する様々な新しいタイプの因子群をコードするcDNAの単離とその解析 TFIIDサブユニットの様々な構造ドメインをプローブとしてtwo-hybridスクリーニング法により相互作用する様々な因子群を単離した。現在それらの機能解析を無細胞転写系を用いて行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)