クロノロジカル・データの相互引用による国際情勢分析システムの作成-日本をめぐる国際関係を用いた実証研究-
Project/Area Number |
07552002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 展開研究 |
Research Field |
Politics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山影 進 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10115959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 貢 東京大学, 総合文化研究所, 助手 (70251311)
野中 尚人 学習院大学, 法学部, 助教授 (90264697)
田中 明彦 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (30163497)
浦野 起央 日本大学, 法学部, 教授 (80059146)
渡辺 昭夫 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (30061865)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 国際情勢 / 検索ソフト / データ・ベース / ASEAN / 国際関係 / データベース / アジア / アフリカ / 中東 / 年表 |
Research Abstract |
最終年度にあたる今年度は、実用に耐えるデータ・ベース作成とその利用ソフトの開発を重点的に進めた。本共同研究で実用化試験のために用いた「クロノロジカル・データ」は東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした東南アジア国際関係のデータに限定し、ASEAN合意文書、ASEAN会議年表、ASEAN重要人物プロファイルの3種類のデータ・ベース化を進めた。利用ソフトに関しては、構造計画研究所の協力を得て、「相互引用による国際情勢分析」を行うことのできる検索ソフトとして「バックグラウンダー」(仮称)を開発した。この名称は、国際政治や外国事情の専門家が、特定のテーマについて自身の理解のみならず上司や報道機関に説明する際に、必要な情報を有機的に構成して文書化する作業をサポートする機能(背景-バックグランド-説明のための資料作成)をイメージしたものである。すなわち、このシステムは、ある一定分野に関するクロノロジカル・データを所与のものとして、たとえば突発的事件が発生した場合に、その問題に関連する情報をデータ・ベースから引き出し、立体的に構成して関心のある者に示すものである。 今後の課題は、ソフトを真の意味で実用的なものにするために既存データ・ベースとのインターフェイス、カスタマイズされたデータ・ベース作成ソフトとの統合、バックグラウンダーに予測(シミュレーション)機能を追加して背景説明用のみならず政策決定支援ソフトに発展させることなど多岐にわたる。なお、本共同研究としての実用完成品は、ASEAN関連のデータ・ベースに検索機能を付加した初歩的なソフトとして、日本国際問題研究所から『ASEAN資料集成』として出版する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(20 results)