Project/Area Number |
07555180
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 展開研究 |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鎌田 元康 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70011228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚越 信行 東京大学, 工学部・大学院・工学系研究科, 教務技官 (90114561)
倉渕 隆 東京理科大学, 工学部, 助教授 (70178094)
坂上 恭助 明治大学, 理工学部, 助教授 (20139463)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥9,600,000 (Direct Cost: ¥9,600,000)
Fiscal Year 1997: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1995: ¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
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Keywords | トラップ / 性能試験方法 / 試験圧力 / 管内圧力 / 封水水位応答 / 変動特性 |
Research Abstract |
本研究の【目的】は、排水流動による管内気圧変動で起こる水封トラップの破封減少を実験室で解明する試験装置のり完成とその試験法を確立し、最終目標は排水設備を介して下水空間から建築空間への汚染伝播を防止する技術の確立にある。平成7,8年度でトラップ試験装置の主要部を東京大学工学系研究科実験室に設置した。本年度は、加振ユニットの一部である圧力調整チャンバの気密性改善と試験用排水管モデルに便器・洗面器・洗濯機など住宅衛生機器の供試用水封トラップを接続し、その性能が試験された。 予備実験として装置の気密性向上と機能試験のため大気圧±200mmaqの加圧実験を操作パネルの操作で行われた。部品連結部のリ-クは相当開口面積で0.25mm^2まで改善されたが、今回の設計仕様で完全な気密保持は困難である事が判明し、圧力変動の平均が大気圧からはずれる試験は別途圧力補助装置で加える方法とした。 本試験として各種水封トラップの基礎的耐圧力性性能把握のため供試トラップの最も耐圧性能の弱い固有振動付近で正弦波圧力による破封特性試験を行った。こうして各種水封トラップの周波数別気圧変動による基礎的封水保持力性能が実験室実験により初めて収集された。また、規格化された圧力波形とは別に建築の実現場で起こる圧力変動の再現機能を調整するため、高層排水実験タワーでの気圧変動データが収録され再現実験が行われた。データを検討した結果、圧縮・膨脹による気温変動が無視できない事が判明し気圧信号で圧縮量を決定する変換式を修正する必要性が判明した。以上、本年度の研究により一部課題はあるものの目標としたトラップ試験装置の試作を完了し、現在、試験法の完成を目指して実験をしている。今後、学会委員会等での協議と合意を得て排水システムのトラップ試験方法が確立される運びである。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)