Project/Area Number |
07557045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 展開研究 |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川野 淳 (1996-1997) 大阪大学, 医学部, 助教授 (60133138)
鎌田 武信 (1995) 大阪大学, 医学部, 教授 (80028399)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 晋吾 大阪大学, 医学部, 助手
竹井 謙之 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
辻井 正彦 大阪大学, 医学部, 助手
永野 公一 大阪大学, 医学部, 助手 (60237542)
川野 淳 大阪大学, 医学部, 講師 (60133138)
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Project Period (FY) |
1995 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥16,400,000 (Direct Cost: ¥16,400,000)
Fiscal Year 1997: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 1995: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
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Keywords | 肝類洞壁細胞 / アンチセンス法 / 細胞ターゲッティング / 類洞内皮細胞 / 遺伝子キャリアシステム / 難治性肝疾患 |
Research Abstract |
類洞内皮細胞の障害・機能変化は肝炎、肝不全や移植免疫等様々な肝病態形成に深く関与しており、アンチセンスや3重鎖DNAなどのアンチジーン法や遺伝子導入法による類洞内皮細胞機能制御は難治性肝疾患治療への道を開くものと期待される。平成8年度はヒアルロン酸(HA)とポリリジン(PLL)からなる類洞内皮細胞認識能を有する櫛形遺伝子キャリアPLL-g-HAを創製し、そのDNAとの複合体形成能、類洞内皮細胞への送達能について基礎的な検討を行った。最終年度である平成9年度はJohn J.Lemasters教授(University of North Carolina、Department of Cell Biology & Anatomy)との共同研究として共焦点レーザー顕微鏡を用いたPLL-g-HAキャリア/DNA複合体の初代培養類洞内皮細胞への取り込み動態の定量的解析を行った。その結果、キャリア/DNA複合体はDNA単独添加時に比し極めて効率的かつ速やかに類洞内皮細胞の細胞質内へ取り込まれ、核にも移行することが証明された。本方法を用いて遺伝子導入効率を評価することにより、さらに高効率の次世代キャリアシステムの開発に着手した。 またPLL-g-HAキャリアシステムによるin vivoでの遺伝子発現を検討した。^<32>P標識プラスミドとPLL-g-HAよりなる複合体をラット尾静脈から静注すると、投与1時間後にはPLL-g-HA/プラスミドDNA複合体は類洞内皮細胞に選択的に送達され、少なくとも72時間後まで類洞内皮細胞に限局したリポーター遺伝子発現を認めることができた。以上の成果は英文論文として投稿中であり、また米国へ特許出願を行った。
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