Project/Area Number |
07610430
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
国文学
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
堀 信夫 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (60086676)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須崎 慎一 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (20114952)
倉沢 行洋 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10030511)
高田 祐彦 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (80206763)
信太 周 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (90015389)
木下 資一 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (90134981)
|
Project Period (FY) |
1995
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
|
Keywords | 俳句 / 山口誓子 / 西東三鬼 / 水原秋桜子 / 資料保存 / 資料公開 / コンピュータ |
Research Abstract |
近代俳句の第一人者、山口誓子氏は平成6(1994)年3月26日、享年九十二歳で逝去された。遺言により、生前より親交のあった神戸大学にその遺稿全てが寄贈された。その中心をなすものは、氏が常に携帯して句作やメモに利用していた五百冊近い句帳である。その他に日記帳やノート数冊、書簡等も存在する。これらの資料は、山口誓子の俳句創作活動の軌跡をほぼそのままとどめるものといってよく、氏の句が生み出される過程をよく物語っている。また他の俳人との交友や近代の俳壇活動の動向を伺う貴重なものでもある。今回の研究は、これらの資料を保存・整理し、かつ多くの研究者に公開するための基礎研究である。公開にあたっては、機器の性能上の問題や画像処理に相当の時間がかかることなど解決しなければならない問題が多いが、これらの資料を漸次デジタル画像としてデータベース化し、コンピュータネットを介しての遠隔地からの利用も可能となることを目指している。本年度の研究実績の主たるものは以下の通りである。 1.山口誓子遺稿目録の作成 山口誓子氏の遺稿を総体的に把握し、基礎資料として利用するため、執筆年代を確定し、氏の句集を基準として年代順に整理。 2.山口誓子遺稿の翻刻・紹介 (1)誓子来簡紹介 三鬼、秋桜子等からの書簡を紹介し、その俳壇史的価値を解説。 (2)山口誓子日記帳の翻刻・紹介 西宮移住の年である昭和28年の日記の翻刻・紹介 3.山口誓子遺稿の記録・保存と公開のための基礎作業。 (1)遺稿の光学写真による記録・保存(一部) (2)遺稿画像のスキャナー、コンピュータによるデジタル化(一部) (3)遺稿デジタル画像の処理・整理・及び大容量ディスクへの保 存
|