Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Research Abstract |
リーマン空間内の部分多様体の研究に付いて研究成果を,各分野毎に以下の様に報告致します. (1)「微分幾何学」の分野では,研究代表者はエルドガン氏(トルコ・フィアット大学)と,定曲率cの定曲率空間内で,その断面曲率がc以下の超曲面に付いて研究を行った.その結果を論文にまとめた.Hypersurfaces in a space form M(c)with sectional curvature【less than or equal】c,J. Fac. Educ. Shinshu Univ.95.さらに,アダマ-ル空間内の凸超曲面の特徴付けの問題も進行中である.次年度には結果が得られ また,研究代表者は萩上紘一と複素射影空間内の実超曲面に付いて共同研究を行った.さらに,前田定広氏(島根大学)の協力を得て,実超曲面上の全ての測地線が外の空間の円又は,測地線になっているような実超曲面に付いて研究した.それ等についての研究は進行中であり,次年度には結果が得られる予定である。 (2)「代数学」の研究では,岩永恭雄が佐藤英男氏,若松隆義氏とn-Gor enstein環の構造に付いて共同研究を行った.佐藤氏との研究では,極小移入分解における最終項の特異な性質を発見した.若松氏との研究では,n-Gorenstein環が3角行列環に遺伝する事を示した. (3)「ゼータ関数」に関する研究では,松岡楽が,マクローリン級数の係数評価からこの級数の漸近展開を得ようとして,この係数を数列と考えて,それをハウスドルフ変換した数列と比較して,この2つの数列の間の興味ある関係式を得た.
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