Project/Area Number |
07640495
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
堂山 昌男 西東京科学大学, 理工学部, 教授 (40010748)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 陽電子 / 陽電子顕微鏡 / イメジングプレート |
Research Abstract |
電子顕微鏡は広く利用されているが、電子の代わりに陽電子を用いると思わぬ効果が期待される。電子は原子の存在する場所が見えるが、陽電子顕微鏡は原子のない部分を浮き彫りに出来る可能性がある。 陽電子源としては^<58>Co、^<22>Naを使用した。交付申請書では^<64>Cuとしたが、実験の結果^<64>Cuは陽電子と同時に電子も放出するので、電子,陽電子の効果を分離するため、^<58>Co、^<22>Naを使用した。銅箔、ニッケル箔。^<22>NaClを京都大学原子炉実験所の原子炉で気送管中性子照射し、陽電子線源とした。0.5mm直径、長さ5cmの銅パイプを1,000本束ねて、その上に陽電子線源を置き、それを通して、フィルムまたはイメジングプレートに像を作らせた。種々の形の像が得られ、大成功裡に実験をすることが出来た、とくにイメジングプレートに陽電子が感じることが明らかになり、今後陽電子の積分レコ-デイングとして使えることがわかった。 これを、さらに発展させて陽電子線量dとイメジングプレートの感度αすなわち、特性曲線を得ることができた。驚くべきことには特性曲線はa=Kdという関係が4桁にわたって成立することがわかった。陽電子のイメジングプレートへの応用は世界で最初の実験である。イメジングプレートは位置分解能も決してフィルムに劣らないことも証明された。 今後イメジングプレートの陽電子への応用をテーマに研究を発展させたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)