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ダブルアレイ法を用いたマントル-核境界近傍の不均質構造

Research Project

Project/Area Number 07640554
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 固体地球物理学
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中西 一郎  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10164229)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsコアーマントル境界 / 反射波 / 波形重合 / ダブルアレイ / 群列観測綱 / コアフェーズ / 実体波 / 不均質構造
Research Abstract

1)D″層表面からの反射波(PdP)とCMBからの反射波(PcP)の走時と振幅を用いて数100km程度の不均質を検出することを目的とした.用いたのは,北海道大学地震予知観測地域センター(RCEP),及び京都大学防災研究所(DPRI)によるFiji諸島付近で発生した深発地震の上下動短周期地震記録である。
2)解析には観測点のアレーに加え複数の地震を地震アレーとみなして波形の重合を行なうDouble-Array Method(以下DAM)を用いた.観測点アレーは前出のRCEPとDPRIの2つである.Fiji-RCEPの大円パスとFiji-DPRIの大円パスを較べると,PdPの反射点はD″層上面の深さ(約2600km)で横方向に約300kmほど離れている。
3)DAMでは,m点の観測点とn個の地震を組み合わせm*n本の地震記録を重合に用いることが出来る.DAMの手順を以下に述べる.(1)各波形において直達P波の走時を読み取りP波の到達が同時になるように各波形をずらす.この操作は便宜的な個々の観測点の走時補正である.(2)ある厚さのD″を仮定してPdPとPとの理論走時差を計算しPdPが同時に到着するように各波形をずらす.(3)P波の振幅で各波形を規格化し足し合わせる.D″層の厚さを0kmから400kmまで10km刻みで変化させて計算し,D″層の厚さをパラメーターとした41本の重合波形を得る.(4)重合波形にフィルターをかけエンヴェロープを計算する.(5)エンヴェロープの振幅を2次元のコンターマップに表示する.
4)RCEPの記録の解析結果では反射面の深さが160km,一方DPRIの解析結果では260kmになった。両者の結果から推定されるD″層の厚さは約100km異なっている,反射点の位置のずれを考えると,この結果がD″層の水平方向の不均質を示しているものと思われる.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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