金属キレートの水素結合能に関する分光学的研究と分離分析への応用
Project/Area Number |
07640797
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
分離・精製・検出法
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
井村 久則 茨城大学, 理学部, 教授 (60142923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 弘三郎 茨城大学, 理学部, 教授 (60007763)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 金属キレート / トリスキレート / プロトンドナー / フェノール類 / 水素結合 / 水素結合会合体 / 会合定数 |
Research Abstract |
1.アセチルアセトン,8-キノリノール(Hq),2-ニトロソ-5-ジエチルアミノフェノール,8-キノリンチオール,ジエチルジチオカルバミン酸の各Co(III)錯体を合成し,クロロホルム(及び四塩化炭素)中で3-ニトロフェノール,4-ニトロフェノール,3-メチル-4-ニトロフェノール,4-クロロ-3-ニトロフェノール(CNP),そして3,4-ジニトロベンジルアルコールなどのプロトンドナーと混合し,25℃で赤外吸収(IR)並びにNMR測定を行った。プロトンドナーのOHの3600cm^<-1>での吸光度の減少とOHプロトンの化学シフトの低磁場シフトが観測され,Co(III)錯体とプロトンドナーとの間で水素結合が生じていることを確認した。水素結合はCo(III)錯体の配位子の塩基性が高いほど,またプロトンドナーの酸性が高いほど強くなることを明らかにし,Co(q)_3とCNPがそれぞれ水素結合の最も強い受容体,供与体であることを見いだした。 2.トリス(アセチルアセトナト)-Al,-Ga,-In錯体を合成し,四塩化炭素中での3,5-ジクロロフェノール(DCP)との水素結合会合体の生成定数を赤外分光光度法によって決定した。得られた値をこれまでに求めた他のトリスアセチルアセトナト錯体の水素結合会合体の生成定数とも比較し,錯体の構造との関連性を考察した。生成定数は,Co>Al【similar or equal】Ga>Cr>Fe>Sc>Inの順に小さくなり,錯体中のアセチルアセトン配位子間の酸素-酸素原子間距離の増大の順に一致することを初めて明ら
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Report
(1 results)
Research Products
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