都市の地形と熱環境に注目した都市環境評価に関する研究
Project/Area Number |
07650642
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil and environmental engineering
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
薦田 廣章 長崎大学, 海洋生産科学研究科, 助手 (20162068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武政 剛弘 長崎大学, 工学部, 助教授 (70039684)
古本 勝弘 長崎大学, 工学部, 教授 (50037892)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 海陸風 / 地表面温度 / 数値計算 / モニン・オゴフの相似形 |
Research Abstract |
研究対象地域を、長崎市を中心とする長崎県南部地域に選定した。この地域における地形および土地利用状況が風系、気温などの局地気象に与える影響を評価するために、まず、標高データの数値地図や長崎県の資料を用いて、この地域の地形図や土地利用状況図を作成した。そして、この地域の数カ所に、風向・風速計や温度センサーを設置して、風向、風速、気温、地温、地中温度などの自記観測を行った。また、地表面の被覆状況により、日射による地表面温度が大きく異なるために、放射収支計を用いて、アスファルト舗装面、芝地、裸地などで、放射収支量を測定した。これらのデータをもとに、風配図、風速スカラー図、風速ベクトル図、風速のホドグラフ、日楕円、気温、地温、地中温度の経時変化図、等温線図、放射量の経時変化図などを作成した。そして複雑な海岸線や急峻な山地を有する地形や土地利用状況が風系や気温および地温に与える影響を評価した。 さらに、風系と気温および地温の関係を明確にするために、運動量保存則、質量保存則、熱輸送方程式を用いて、3次元数値モデルを構築し、コンピュータによる数値計算を行い、実測値と比較・検討した。 これらの結果は、気象利用研究会、農業気象学会九州支部大会、土木学会西部支部研究発表会などで、講演発表を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)