Project/Area Number |
07650678
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
柴田 道生 摂南大学, 工学部・建築学科, 教授 (40079520)
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Project Period (FY) |
1995 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 合成長柱 / 中心圧縮座屈 / 偏心圧縮座屈 / 最大耐力 / N-M相関曲線 / カラムカーブ / 数値解析 / 解析解 / SRC梁-柱 / 長柱 / 弱軸回り曲げ座屈 / 実験的研究 / 長柱累加式 / 弾塑性解析 |
Research Abstract |
SRC梁-柱試験体の中心・偏心圧縮実験を行い、H形鋼を用いたSRC長柱の弱軸回り曲げ座屈耐力に関する実験資料を得るとともに、理論解析を行い実験結果と比較検討した。1 実験(a)試験体試験体は12cm×12cmの断面内に溶接H形鋼H-62×60×6×6と4本の丸鋼主筋9φおよび丸鋼フ-プ3φを配し、弱軸まわり曲げ座屈を対象とした。中心圧縮と2種類の偏心量を与えた偏心圧縮実験を4種類の材長(材長とせいの比:L/D=4,8,12,18)について行った。(b)実験 試験体をかまぼこ球座を介して長柱試験機に設置し、約30tの圧縮力をかけた状態で部材中央の横たわみが最小となるように上下端の材端移動装置を調整し、その状態を中心圧縮の状態とした。偏心圧縮実験では中心圧縮の状態から材端移動装置を操作して所定の偏心量を与えた。(c)実験結果 中心圧縮実験で得られた耐力は接線係数理論値と良好な対応を示した。偏心圧縮実験結果は後述の理論解析結果と良好な対応を示した。解析結果との対応より考察すると、コンクリート外縁が露出した通常のSRC長柱ではコンクリートの圧壊・劣化が卓越し部材中央断面は全塑性状態に達することはない。2 解析 任意の構成法則に従う、任意形状の鉄骨を持つ単純支持されたSRC長柱が(a)一定軸力のもとで両端に等しい漸増座異端モーメントを受ける場合、(b)両端に等しい偏心量の偏心圧縮を受ける場合、の耐力を求める手法を導いた。解析結果は、今回の実験結果や松井他によるコンクリート充填鋼管の実験結果と良好な対応を示した。細長比が中程度以上であれば、コンクリートの圧壊・劣化が始まる以前に安定限界に達するので、最大耐力に関してはコンクリートの圧壊・劣化を考慮する必要はない。
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