Project/Area Number |
07650693
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Architectural environment/equipment
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
南野 脩 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (20052805)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 揮発生有機化合物 / VOC / VOC発生装置 / 室内空気環境 / 空気質(IAQ) |
Research Abstract |
本研究は単年度での研究で次のように進めた。 1.実験用揮発性有機化合物(VOC)発生装置の作成 本装置については、研究代表者(南野)と10数年以来の研究交流のあるデンマーク工科大学暖房空調研究所のP. O. Fanger教授との交流事項の一つとして作成指導を受けた。実際に作成に当たったのは同大学同研究所の研究員のPawel Wargocki博士であり、平成7年7月に研究代表者(南野)が兼担する芝浦工業大学工学研究所で招聘した。同博士の指導で実験用揮発性有機化合物(VOC)発生装置の作成を行った。装置設計の条件として、(1)実験用のVOC物質は単一物質とする。(2)発生装置の能力は、最大時、流量301/minで、濃度3000ppm(3)国産の部品で作成する。(4)誰でも作成することが出来る装置であること。(5)可搬できること。等として、その結果、一応の装置は出来た。条件の(1)〜(3)についてはほぼ満足出来たが、(4)〜(5)については更に改良を行う必要がある。 2.VOC発生装置の検証 完成したVOC発生装置の検証を行う方法として、(1)GL(ガスクロマトグラフィ)と、(2)音響振動式マルチガスモニターを用いた。いずれにしろ較正用のガスにより機器の較正を行った上で濃度の計測を行った。(2)の音響振動式マルチガスモニターは連続的に計測ができ、発生状況が分かる。変動率は2〜3%以内であった。発生装置からのVOCは連続的で、原液がある限り数時間発生することが可能である。 以上の研究により、本研究課題については、目的を達成することが出来た。
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