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高齢者の知覚・認知機能の低下特性からみた情報的空間計画に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07650734
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Town planning/Architectural planning
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute of Gerontology

Principal Investigator

狩野 徹  (財)東京都老人総合研究所, 生活環境部門, 研究員 (00204595)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords痴呆性老人 / 空間認知 / 施設計画 / 情報的空間 / 知覚機能
Research Abstract

本年度は以下の3つの課題について研究を行った。
1.施設における位置の把握について
痴呆性老人と一般老人を比較しながら居室の把握の仕方を、観察及び聞き取り調査から捉えた。痴呆性老人は、デイルームなどのパブリック的空間で日常生活の多くを過ごすため、パブリック空間を中心に居室の位置を把握する傾向があり、一般老人の居室拠点型とは異なっていることが得られた。いくつかのゾーンに別れている施設では、自分の居室のあるゾーンと食堂・デイルームとの間の空間の把握状況は非常によいが、他のゾーンについてはほとんどわからない状況であった。
2.案内情報等の視認性・認知性について
視覚機能が低下し、認知機能にも障害のある痴呆性老人でも、空間把握の手がかりになる案内情報等について、写真等を使ったヒアリング調査を行った。自分の氏名の着いた名札は、居室であることを比較的認知しやすいが、その位置や大きさで視認性が悪くなることがあった。色彩による情報提供は、比較的よく理解される傾向にあるが、色相、彩度、組合せなどにより視認性に大きな差があることが捉えられた。
3.視環境条件について
本年度はグレアの影響について予備的な実験を行った。天井にある住宅用照明の光源が視界に入ってもグレアになり見にくくなることはほとんどなかった。高齢者で軽度の白内障症状があるもので、極端に輝度の高いものを見る場合には多少見にくくなる訴えが得られ、周辺グレアと中心グレアは別のものであることが捉えられた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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