反応性有機インジウム化合物の創製とその選択的有機合成への応用
Project/Area Number |
07651030
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
有機工業化学
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
荒木 修喜 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30115670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佛願 保男 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90024207)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | インジウム / 有機金属化合物 / ジメタル化合物 / カルベノイド / ホモアリルアルコール / ビニルエポキシド |
Research Abstract |
1.アノキノール、アレノールのアリルインデーション反応 アルキノールおよびアレノールはアリルインジウム反応剤と容易に反応して対応するアリルインデーション生成物が高収率、高選択的に得られることを見い出した。 本反応の選択性を発現させる要因を種々の手法を用いて明らかにした。 2.α-ハロ有機インジウムの合成と反応 種々のgem-ジハロ化合物を金属インジウムと反応させることにより新規な有機金属化合物、α-ハロ有機インジウムを合成することに成功し、その反応挙動を明らかにした。 (1)単純な1,1-ジョードアルカンからは明確な生成物が得られなかったが、ヨウ化ベンザルからはスチルベンが生成した。 (2)α,α-ジブロモカルボニル化合物から調製したα-ハロ有機インジウムはカルボニルおよびアルケンと反応してオキシランとシクロプロパンを与えた。 (3)3,3-ジクロロプロペンから合成した有機インジウムはアルデヒドと反応して、対応するクロロヒドリンとホモアリルアルコールを与えた。その割合は試薬と基質双方の構造に依存することを明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)