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エアクッションを用いた次世代超高速艇の研究開発

Research Project

Project/Area Number 07651129
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Aerospace engineering
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

松尾 健輔  熊本工業大学, 工学部, 助教授 (80133560)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
KeywordsGEM / ACV / SES / ACC
Research Abstract

本研究は、エアクッションと水力との双方を利用した次世代の超高速艇の研究開発を目的としたものである。そのため、平成7年度は申請者が提案している新型式のACC(Air Cushion Catamaran)の実機を用いて、より広範囲の速度域および海象状況下における実海域試験を予定した。しかしながら、今回採用した船尾の空気噴流のみによってエアクッションを形成する方式においては、速力が12ノット程度になると浮上航行が不可能となってしまった。したがって、それ以降の研究は、浮上航行が出来なくなる原因の解明に終始した。その結果、エアクッション内部では、双胴船体から発生した波が互いに干渉し合って2次元の横波となり、速力が12ノット程度になるとその横波が空気ノズル直下まで移動して、エアクッションを生成するための空気を遮断してしまうことがわかった。合わせて、両船体側壁に沿って上昇する水膜が空気ノズルと衝突することによって、エアクッションの特性に影響を及ぼすことも確かめることができた。本研究で得られた上記の現象は、大型艇においてはそれ程大きな問題とはなり得ないが、特に本研究で使用した全長4.6m程度の小型艇においてはそれが艇の存在自体に係わる重大な問題であることが確かめられた訳である。この現象を回避するためには、船型の改良やエアクッションへの空気供給方式の改善等が考えられるが、いずれの場合においても浮揚馬力および推進馬力の増加を極力抑えなければならないことは言うまでもないことである。目下、研究は船型の改良とエアクッションへの空気供給方式の改善について、浮揚馬力および推進馬力に着目して基礎研究を実施している段階である。いずれにしても、平成7年度に実施した研究によって大型艇ではさほど問題とはならないであろう上記の現象が、小型艇ではその存在自体に係わる重要な問題であることを確認することができた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 松尾健輔: "ACVバッグスカートの形状推定" Proceedings of The 33nd Aircraft Symposium. 455-458 (1995)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report
  • [Publications] 松尾健輔: "船尾シールに周辺噴流を用いた小型ACC型試験艇について" ACVの研究(ACV研究会誌). 27. (1996)

    • Related Report
      1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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