枯草菌胞子形成開始シグマ因子σ^Hの活性化制御機構
Project/Area Number |
07660100
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用微生物学・応用生物化学
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
河村 富士夫 立教大学, 理学部, 教授 (10126039)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 胞子形成 / 細胞分化 / シグマ因子 / 枯草菌 |
Research Abstract |
(1)胞子形成開始期特異的マイナーシグマ因子,σ^H,により直接転写誘導されるspooA遺伝子のP_Sプロモーターからの転写は、ホスホリレー系を構成するSpoOB,SpoOF,SpoOAに依存すること,ならびにspoOA遺伝子のP_Vプロモーターからの転写オフにはSpoOA〜Pが直接関与していることを強く示唆した。 (2)ホスホリレー系の最上流に位置するプロティンキナーゼをコードするkinA遺伝子は胞子形成開始期にσ^Hを含むRNAポリメラーゼにより転写が誘導されるが,σ^Hの安定化にはホスホリレー系も構成するSpoOB,SpoOF,SpoOAに依存しないばかりか,過剰のグルコースによっても影響をうけないことを示した。 (3)現在σ^HをコードするspoOH遺伝子の高温感受性胞子形成欠損株を単離し,これらのサプレッサー変異株を数種取得し,マッピングを行っている。これらのサプレッサー遺伝子のクローニングを行い,これらの遺伝子産物が胞子形成開始期にσ^Hの安定化・活性化にいかなる機能をはたしているのかを明らかにする予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)