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レーザインサイジングによる住宅用木質パネルの結露防止

Research Project

Project/Area Number 07660210
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 林産学
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

服部 順昭  東京農工大学, 農学部, 助教授 (90115915)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 恵介  東京農工大学, 農学部, 助手 (50151204)
喜多山 繁  東京農工大学, 農学部, 教授 (10026502)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Keywordsレーザ加工 / CO_2レーザ / 木質パネル / 穴あけ / インサイジング / 結露 / 透湿性能 / 透湿係数
Research Abstract

パネル工法の住宅に多用される重要な構造部材である木質パネルには内部で生じた結露によるパネル内部からの腐朽の問題があり、寒冷地では特に深刻である。
この解決には、水分が全く通らない壁かよく通る壁を造るしかなく、木質住宅の長所を生かすには後者の方が適している。透湿性が高いほど断熱性は悪くなるので、両者の相反する性質を満足するために、断熱性を少し損なうが適度に水分を通すパネルが炭酸ガスレーザであけるピンホールの量を調節する方法で開発できるか否か検討した。
試験体にはカナダ産針葉樹合成(CSP)とラワン合板、それに透湿性の無いアクリル板を用いた。透湿性能は、ASTM E96-90に準じ、温度が32±1℃、湿度が50±4%の恒温恒湿槽内で透湿カップを用いて行った。
あける穴の直径を小さくするために焦点距離が10吋のZnSe製レンズを用い、最大のインサイジング密度でも1,800個/m^2に留めた。その結果次のことが分かった。
1.これまでの実験でインサイジングの密度を変えることによって木質パネルの透湿能を調整できることが分かっていたが、その範囲が透湿係数の大きい方に偏り過ぎ、ばらつきも結構大きかった。この欠点を無くすために、穴直径の小さなピンホールをあけ、しかも、透湿面積に占める穴面積の総和の割合(穴面積率)で表示すると、透湿係数を精度よく制御できることが分かった。
2.今回調節可能となった透湿率又は透湿係数の範囲は、穴面積率が0.45%までで、約1.0×10^<-3>g/m・h・mmHg又は0.10×10^<-3>g/m^2・h・mmHgとなり、これまでの実験で得られた最も低いインサイジング密度の条件における穴面積率の0.43%を大きく下回る範囲で透湿能の調整が可能なことが分かった。
今後は、実大のパネルで穴面積率と結露の有無の関係を調べる必要がある。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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