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乳中ヨウ素濃度から見た搾乳時ディッピング方法の適正化

Research Project

Project/Area Number 07660352
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Zootechnical science/Grassland science
Research InstitutionObihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

Principal Investigator

有賀 秀子  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (20003080)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords生乳 / ヨウ素イオン濃度 / イオンクロマトグラフィー / ディッピング / 搾乳作業
Research Abstract

乳房炎の発生予防のためのディッピングが、搾乳前の洗浄処理に代わる作業として省力化のために採用されている場合が多く見られるようになってきた。この場合、拭き取りをペ-パ-タオルのみで行うと、搾乳過程で生乳中に残存ヨウ素が混入する可能性が考えられる。そこで、ディッピング特にプレディッピングを乳質を損なうことなく適正に行うための指導指針を作成するための資料を提供するために本試験を実施した。
ディッピング剤中ヨウ素イオン濃度測定のために、イオンクロマトグラフィーを用い、十勝管内のプレ・ポストディッピング処理農家20戸(2町)を対象として試験した。実際に日常使用している希釈直後のヨウ素系殺菌剤を採取し、その使用実態の調査とディッピング剤中ヨウ素イオン濃度を測定した。また、生乳中ヨウ素イオン濃度測定方法の検討も併せ実施した。その結果、以下に示す知見が得られた。
プレディッピングで日常的に使用しているディッピング剤のヨウ素イオン濃度は、500〜2,500ppmのものが大半を占めておりその内1,000ppm以下で使用していたのは2例で、大多数が高濃度で使用しており、5,000ppmを超えるものも2例見られた。プレディッピングは公式には承認されていないので、処理の指針が提出されていない。したがって酪農家でのプレディッピングに対する取り組みもかなり混乱しており、特に高濃度での使用については早急に対処しなければならない。一方ポストディッピングでは4,000〜6,000ppmの適正濃度で使用していたのは37%程度で、低濃度での使用が7例で見られた。酪農家でディッピング剤を調製する時、予想濃度に適合していない場合が多く、調製方法についての指導も必要である。搾乳作業時間の計測調査から、ディッピング剤の濃度と乳頭拭き取り時間の長さが、乳中ヨウ素濃度に影響を与える可能性が大きいことが明らかになった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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