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前胃神経系のカプサイシン感受性神経

Research Project

Project/Area Number 07660388
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Basic veterinary science/Basic zootechnical science
Research InstitutionObihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

Principal Investigator

北村 延夫  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (70142792)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords牛 / 胃 / 神経 / 免疫組織化学 / substance P / calcitonin gene-related poptide / capsaicin
Research Abstract

反芻動物の前胃では求心性神経の役割が重要であるがその分布は不明である。本研究では、求心性神経の伝達物質の指標としてsubstance P (SP)およびcalcitonin gene-related peptide (CGRP)を含有する神経の牛の前胃における分布を明らかにし、さらに、カプサイシンによる影響を検索した。
成牛2例と子牛4例の前胃各部位から組織を採取して燐酸緩衝10%ホルマリン液で固定後に100μm厚の切片とし、抗SP抗体と抗CGRP抗体を使用してABC法にて浮遊染色した。また、4例の子牛の出生当日または翌日に種々の量のカプサイシンを麻酔下で皮下投与して2週間から3ケ月後に同様の免疫染色を行った。
SP陽性の神経線維は粘膜から筋層まで全層で比較的豊富に認められた。特に筋層や神経叢で豊富であり、第二胃溝や第三胃葉で豊富であった。また陽性神経細胞体も筋層間神経叢でよく認められた。子牛の第二胃と第三胃の乳頭内固有層では糸球体状の神経線維が注目れた。また上皮内でも時々神経線維が認められた。
CGRP陽性の神経線維は全部位でSP神経よりも少数であった。筋層間神経叢で比較的多数の神経線維が認められたが内筋層と外筋層ともに少数であった。粘膜固有層では第一胃と第二胃で比較的多数認められた。第一胃と第二胃では上皮内に神経線維がわずかながら認められた。陽性神経細胞体は観察されなかった。
前胃の組織構造から考えて粘膜固有層の結合組織と上皮に分布するSP神経やCGRP神経は求心性である可能性が高い。今回検索した限りではカプサイシンの前胃への影響を確認するには至らなかったが、脊髄ではその影響を窺える組織像が認められた。したがって、反芻動物ではカプサイシンの至適用量および期間がさらに多様である可能性が強く、反芻動物の前胃における求心性神経の分布を明らかにするためにはなお一層の研究が必要である。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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