骨髄異形成症候群に検出した11q23転座切断点の単離
Project/Area Number |
07670256
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
嘉数 直樹 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (20264757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲澤 譲治 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (30193551)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 骨髄異形成症候群 / 11q23 / 転座切断点 |
Research Abstract |
染色体転座(11;22)(q23;q11)を有する骨髄異形成症候群(Myelodysplastic syndrome:MDS)の11q23転座切断点(MDS11q23切断点)を解析した。 我々は、谷上・中村らによって、この11q23領域にmapされた既知の27個のコスミッドクローンを用いて配列地図を作製した。この過程で、MDS11q23切断点がMLL遺伝子座よりもセントロメア側にあり、両切断点間には少なくとも5つの異なるクローンが存在することを明らかにした。そして、このことからMDS11q23切断点にはMLL遺伝子とは異なる新たな造血器腫瘍の発生に関わる遺伝子の存在することを明らかにした。MDS11q23切断点に最近傍の2つのコスミッドクローンCI11-420と556をプローブとしてCEPHYACライブラリーをスクリーニングし、3種類のYACクローンを同定した。このうち2種類のYACクローンが、MDS11q23切断点を含むことをFISH法によって示した。これらのYACクローンからそれぞれコスミッドライブラリーを作製し、計154個の11q23.1領域特異的クローンを得た。この中に、MDS11q23切断点を含むクローンが存在すると考えられ、このクローンを同定する作業に移った。154個のクローンについて、prophase FISH ordering systemとstretched DNA FISH法を組み合わせた高解像度ordering systemによって、詳細な配列を決定した。そして、最終的には21個のクローンからなるcontigmapを作製した。このcontigmap上でMDS11q23切断点が40kbの距離にある2つのクローン、cosmid23とcosmid54の間に位置することを明らかにした。さらに、この2クローン間に位置し、MDS11q23切断点を含むと考えられるcosmid51を同定した。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)