B細胞初期分化増殖におけるC-Fosがん遺伝子の機能解析
Project/Area Number |
07670363
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
徳久 剛史 千葉大学, 医学部, 教授 (20134364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
幡野 雅彦 千葉大学, 医学部, 助手 (20208523)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 幼若B細胞 / c-fos / アポトーシス / 細胞周期 / TUNEL法 |
Research Abstract |
本研究は、過剰のc-FosによるB細胞初期分化抑制とアポトーシス誘導の機序を明らかにすることを目的として誘導型c-fos遺伝子をもつMx-c-fosマウス由来の胎仔肝細胞をPA6ストローマ細胞とIL-7を用いたInvitroの系で培養してB細胞を分化させる。B細胞のいろいろな分化段階(A-Eステージ)に発現誘導剤を加えて外因性c-Fosの発現を誘導する。その時に見られる幼若B細胞でのアポトーシス誘導をTUNEL法で解析した。その結果、一部の幼若B細胞がTUNEL反応を示した。このアポトーシスに陥った幼若B細胞の分化段階を、幼若B細胞の各分化段階に表現される細胞表面抗原に対する蛍光モノクロナール抗体を用いてFACSにより解析したところ、このB細胞はCD43陽性のpro-B細胞であった。 そこでつぎに幼若B細胞の増殖過程におけるc-Fosの抑制効果を細胞周期のレベルで検討した。すなわち、c-Fosの過剰発現を誘導することにより増殖の停止した幼若B細胞の細胞周期をFACSにより解析した。その結果、c-fosの発現誘導から48時間後にはG2/M期の細胞数が増加したことから、この期での細胞周期のブロックが明らかになった。さらに、c-Fosの標的遺伝子を解析する目的で幼若B細胞を分化させた後に、c-Fosの過剰発現を誘導することにより増殖の停止した幼若B細胞中のアポトーシスを誘導するFasやBax、細胞死を阻害するBcl-2やBcl-Xの発現を解析した。しかし、これらの遺伝子の発現の異常は見られなかった。ところがIg遺伝子の遺伝子組み換えを活性化するRag-1やRag-2遺伝子の発現が抑制されていたことから、pro-B細胞はその細胞内でのIg遺伝子の組み換えが異常となることにより死滅することが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)