住宅建材劣化真菌による室内環境汚染とその小児の健康影響に関する調査研究
Project/Area Number |
07670435
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
鳥居 新平 名古屋大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80023802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 龍雄 名古屋大学, 医学部, 助手 (60262896)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 住宅建材劣化真菌 / Aspergillus fumigatus / Aspergillus restrictus / マイコトキシン / 気管支喘息 |
Research Abstract |
1.小児喘息患者(85名)の住宅のカビ発生状況に関するアンケート調査を行った。その結果、子供部屋及び寝室の窓枠や使用木材のカビ汚染の頻度は、浴室の壁・天井、台所の壁・窓枠に次いで多かった。 2.子供部屋の室内塵中の好稠性真菌の分布を観察した。その結果、健康住宅推進協議会(KJK)が選定した建材劣化真菌の一つであるA.restrictusを多数検出した。 3.A.restrictusと、同じく建材劣化真菌であるA.fumigatusから抗原を抽出し、RAST抑制試験法を用いて共通アレルゲン性を証明した。 4.A.restrictus、A.fumigatus、A.alternataに対する皮膚プリック試験及び特異IgE抗体の測定を行った。その結果、A.restrictusの陽性率はA.fumigatusに相当し、A.alternataよりやや低値であった。 5.A.restrictusとA.fumigatusの抽出液を実験動物に静注あるいは皮下注を行い、気道と皮膚の炎症反応を観察したが、特記すべき組織変化を認めなかった。ただ、高用量に対する検討は終了していない。 6.これらの真菌や他の建材劣化真菌に対する上・下気道への抗原吸入誘発試験を行っているが、まだ完了していない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)