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肝疾患局所免疫反応におけるcostimulatory分子発現とその調節機序

Research Project

Project/Area Number 07670576
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionToyama Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

清水 幸裕  富山医科薬科大学, 付属病院・第3内科, 助手 (00235673)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南部 修二  富山医科薬科大学, 医学部・第3内科, 助手 (00231499)
Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Keywords肝疾患 / 免疫反応 / costimulatory分子 / B7分子 / 免疫組織化学 / フローサイトメトリー / サイトカイン
Research Abstract

まず、免疫反応の方向性を決定するcostimulatory分子であるB7-1とB7-2の発現を、急性、慢性肝疾患の生検肝組織を用いて免疫組織学的に検討した。
急性肝炎8例(A型2例、B型3例、C型3例)、慢性肝炎27例(B型15例、C型12例)、自己免疫性肝炎2例、原発性胆汁性肝硬変7例の計44例の肝組織を用いた。B7-1分子は、主として門脈域の浸潤細胞に発現しており、その陽性細胞数は急性肝炎で最も多かった。B型慢性肝炎とC型慢性肝炎の間では、陽性率に有意の差はなく、いずれの疾患においてもリンパ濾胞や胆管上皮細胞に陽性所見は得られなかった。B7-2分子は、門脈域の浸潤細胞だけでなく、実質内のKupffer細胞に陽性であり、特に壊死巣に局在する腫大したKupffer細胞(壊死に陥った肝細胞を処理した?)に強く染色された。同分子の発現はHLA-DRの発現分布と類似し、周囲には、CD8だけでなく、CD4陽性細胞も認めた。発現の程度はB7-1同様急性肝炎で最も強かったが、B型慢性肝炎とC型慢性肝炎との比較ではB型の方がやや強い傾向を認めた。B7-1分子と異なり、慢性肝炎やPBCの門脈域にみられるリンパ濾胞の中心部にも弱いながら発現を認めたが、胆管上皮には、いずれの疾患においても慢性所見は得られなかった。
次に、5種類のヒト肝癌細胞株を用いて、flow cytometryにてその表面上のB7-1とB7-2分子の発現を調べた。5種類のヒト肝癌細胞株を用いた検討では、B7-1分子は全ての細胞株において末刺激の状態で弱いながらも発現しており、IFNやTNF-aの刺激によりその陽性率は、有意に増加した。種々のサイトカインのうち、同分子の発現を抑制したのはIL-10のみであった。B7-2分子は、B7-1と比べ、いずれの細胞においてもその陽性率は低く、種々のサイトカイン刺激後においても陽性率は10%以下であった。Two-color flow cytometryによる解析では、B7-2の殆どは、B7-1陽性細胞に発現していた。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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