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¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Research Abstract |
1)胃潰瘍及び胃炎モデルの作成,大腸炎モデル及びその治癒過程の分析 胃潰瘍に関してはラット胃に錯酸潰瘍を作成しその治癒過程を追跡した。大腸炎モデルはDSSによって作成中である。これら粘膜障害の治癒過程において免疫組織学的検討に加えTPの局在,産生細部及び細胞内局在を検討中である。粘膜中には、PCNA陽性細胞、EGFR陽性細胞がみられた。TPに関しては抗体を入手し免疫組織学的方法、蛍光抗体法、in situ hybridizationを用いてその発現を検討している。このため高解像度の光学顕微鏡が必要となり、これを購入した。 2)培養細胞とその障害治癒過程観察モデルの作成 胃粘膜及び結腸の単層培養細胞は我々の方法により確立した。これら単層培養細胞に我々の考案した方法により欠損部を作成し,その治癒過程を解析した。この際細胞増殖と細胞遊走を分離して検討することが重要でありこのモデルはその解析に適したものであった。この場合におけるTPの発現を組織学的及び生化学的方法を用いて解析しつつある。またEGF, TGF αなどの増殖因子のTP発現に対する影響を検討中である。 3)蛋白レベルでの検討 まずin vivoおよびin vitroでのTP蛋白の発現を免疫組織学的に検討した。 4) mRNAレベルでの検討 TPのmRNA発現に関しては,pS2 geneのcDNAをRT-PCRを用いて作成し,それをプローブとしてNorthern blottingにより検討中である。
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