自己免疫性心筋炎の発症における細胞間分子およびTh1/Th2サイトカンの役割の解明と抗接着分子療法による治療に関する臨床的・実験的検討
Project/Area Number |
07670771
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
田中 正雄 信州大学, 医学部・第1内科, 助手 (00262717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯部 光章 信州大学, 医学部・第一内科, 助教授 (80176263)
関口 守衛 信州大学, 医学部・第一内科, 教授 (70075232)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 心筋炎 / PCR / 細胞接着分子 / サイトカイン / モノクローナル抗体 / 免疫染色 / ペプチド / 増殖因子 |
Research Abstract |
本研究の目的は、実験的自己免疫性心筋炎のモデル作製と細胞間接着分子とサイトカンの役割を検討することにある。まず、既報の方法(Wegmann.K.W.et al.J.Immunol.153:892.1994)に従い、合成ペプチドによる心筋炎の作製を試みた。報告通りのペプチドで数種類のFreund′s adjuvantとともに計15匹のLewisラットに免疫した。3-8週の後屠殺したが、肉眼的にも病理学的にも心筋炎の発症はなかった。 次に精製ブタミオシン(Sigma)1mg/ratをComplete Freund′s adjuvantとともに免疫したところ、実験した5例全例で、心筋炎の発症を認めた。コントロールラットでは変化はみられなかった。心筋炎は免疫2週目より認められ。4週目には心筋の線維化と心腔の拡張を伴っており、拡張型心筋症的病態への移行が推測された。組織学的には局所的、特に心外膜側に細胞浸潤が目立ち、4週目には巨細胞の存在が明らかで、巨細胞性心筋炎ないし心拒絶反応の組織像と類似した組織像を呈した。初期に好中球の浸潤がみられた点で、拒絶反応とは異なっていた。 サイトカイン・接着分子の発現についての検討を行った。コントロールとして生食のみで免疫したラットの心臓を用いた。免疫染色ではICAM-1、P-セレクチンの発現増強が血管内皮細胞上で目立っており、浸潤細胞の多くはLFA-1陽性であった。また炎症性サイトカインのmRNA発現についてin situ PCR法を用いて検討した。IL-1β、IFNγ、TNFα、INOSの発現はコントロール心より明らかに増強していた。 以上より、ブタミオシンにより惹起される自己免疫性心筋炎での細胞間接着分子の発現増強、炎症性サイトカイン特にTh1サイトカインの病態への関与が明らかになった。今後詳細な検討を行い、さらにINOSや炎症性サイトカインの発現抑制を目標とした遺伝子治療を試みる予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)