SCIDマウスを用いた臍帯血幹細胞移植後のT細胞再構築に関する研究
Project/Area Number |
07670848
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
関 秀俊 金沢大学, 医学部・附属病院, 講師 (60171328)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | SCIDマウス / 臍帯血幹細胞 / T細胞 / 移植 |
Research Abstract |
研究の目的は、小児悪性腫瘍や白血病の新しい治療法としての臍帯血幹細胞移植における移植後の免疫学的再構築の特異性をヒトSCIDマウス移植実験系を用いて検討することであった。まず、ヒトの臍帯血に存在する血液幹細胞の造血分化能を検討した。CD34陽性細胞をセルソーターにて分離後、種々サイトカイン存在下で培養しロニ-形成法にて検討すると、顆粒球/マクロファージ系コロニー形成細胞、赤芽球コロニー形成細胞、赤芽球系前駆細胞の赤芽球バースト形成細胞はin vivoでヒト幹細胞因子(SCF)+IL-3+IL-6の組み合わせを添加したとき最も多く形成された。また、液体培養の場合もこの組み合わせのサイトカイン添加で細胞数が最も増加した。今回の生体外培養系では臍帯血幹細胞移植に有効な十分の細胞数は得ることができなっかた。次に、臍帯血単核細胞および骨髄細胞をSCIDマウスの腹腔に移植し経時的にヒトリンパ球の再構築、特にT細胞の再構築を調べるために胎児胸腺細胞とともに放射線照射SCIDマウスに移植する予定であったが、胎児児胸腺が予定どうり入手できず、さらに本学の動物実験施設の放射線照射装置の長期故障がかさなり実験できなかった。そこで、特殊な条件になるが、未熟胸腺細胞はEBウイルスに対するレセプターを持つので、EBウイルスと共に胸腺細胞を坑アシアロGMI抗体投与にてNK細胞除去したSCIDマウスに投与した。一時的に腹腔に細胞数は増加したが明らかなヒトT細胞の増加は確認されず、T細胞の再構築の解析はできなっかた。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)