モデルマウスを用いたDuchenne型筋ジストロフィーの遺伝子治療の試み
Project/Area Number |
07670860
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
乾 幸治 大阪大学, 医学部, 講師 (90175208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 浩子 大阪大学, 医学部, 助手 (50263281)
谷池 雅子 大阪大学, 医学部, 助手 (30263289)
金田 安史 大阪大学, 細胞生体工学センター・細胞構造機能部門, 助教授 (10177537)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | ジマトロフィル / HVJ-リポソーム / 遺伝子治療 / mdxマウス |
Research Abstract |
昨年度までにおいて、dystrophin欠損マウス(mdx)の筋肉へ直接HVJ-liposome法によりヒト全長ジストロフィン遺伝子を発現することに成功した。今年度は横隔膜への遺伝子導入を試みるため、RSVプロモーターのヒト全長ジストロフィン遺伝子200μgを綿花に吸収させ、マウス横隔膜下におき、3日後、ジストロフィン染色にて検討し、横隔膜での発現を確認した。さらに筋細胞を細胞外マトリックスに結合し線維化を予防することにより、筋ジストロフィーの進行を予防できるのではないかと考え、種々の接着分子の発現を抗体染色にて検討した。レクチン染色において筋線維周囲にはAsn型糖鎖を持つこと、セクレチンによる糖鎖を介した接着はないこと、NCAMの発現は認められることが判明した。今後これらのものを遺伝子導入により強発現させ、mdxにおける筋崩壊を予防できるかどうかを検討する。またジストロフィンの全身投与法としてHVJ-loposome法にて静脈内に投与したが、筋でのジストロフィンの発現は認められなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)